作業風景
チェリーセージ ピナフォアの挿し木が始まりました。
今日はチェリーセージ ピナフォアの紹介です。
チェリーセージというと赤を思い出す人が多いと思いますが、
このピナフォアは、小林花卉で種を取り育種した品種なんですよ。
「小林花卉オリジナル品種」と言っているものです。
赤以外にも、ピンクやオレンジ、紫や白、など多くの色がありますよ。
四季咲き性のサルビアなので、いつでも出荷は可能ですが、弊社では春と秋、気温が高すぎない時に出荷をします。
詳しい情報は、こちらのページを見てください。
9月下旬出荷に向けて挿し木が始まりました。
通常の農場では、プラグという小さな連結ポットに挿して、根が出たらポットに定植するのですが、
小林花卉ではポットにそのまま挿してしまいます。
こうすることで、植え込みの手間を省くことができるのと、プラグ苗は土の容量が少ないので乾きやすく、
一歩間違うと枯死させていしまうので、それを回避する手段なのです。
丁寧に1本ずつ挿し木をしてくれているんですよ。
発根した後は、場所を移動して、剪定をして、スペーシングをして花を咲かせて、晴れて出荷となります。
パートさんの力を借りながら、商品を作っていきます。
これから、この挿し木したチェリーセージの管理は、奥地君がやってくれます。
水やりや消毒、雨が降れば温室に吹き込まないように閉めたりと、
パートさんが挿し木してくれたチェリーセージを、大事に育てていきましょう。
奥地君は、去年も暑い夏を通り越して、しっかりとした商品を作ってくれました。
今年は、さらに土を改良して挑戦です。
9月下旬から出荷となるチェリーセージ ピナフォア期待していてください。
ウィンターコスモス
今日は午後からぽつぽつ雨が降りだし、3時には本格的な雨となっていました。
朝からウィンターコスモスの挿し木をしました。
来週挿し木と勘違いしていて、大慌ての作業となってしまいました。
気が付いてよかったですが、確認漏れという事は怖いですね。
朝、土入れを始めて、雨が降りだすまでの間に、挿し木を終わらせないといけないのでした。
なぜなら、その親株は、畑に植えてあるからなのです。
雨が降ったらさし穂をとりにいけません。
段取りを確認して、作業スタート、終わってみれば、午後2時前には完了しました。
ぽつぽつ雨が降ってきてしまいましたが、パートさんたちは終わりまで頑張ってくれました。
ありがとうございました。
このウィンターコスモス、ビデンスというキク科の植物なんです。
ビデンスには、横張りの強い品種や立性の品種、四季咲き性のある品種や秋になって咲いてくる品種など
様々な種があるのです。
春出荷した(ビデンス ソレイル) 横張り性のある四季咲き性品種です。
そして、こちらがウィンターコスモスです。
立性の品種で秋に花が咲いてきます。
挿し木風景です。
こうやってポットに直挿ししてしまいます。
完了しました。
突然始まってしまった作業ですが、できないと言わず、やるためにどうするかを考え、
対応してくれた社員さんに感謝です。
計画の確認をしっかりしておくことが大前提ですが、突然の仕事に臨機応変に協力体制をとってくれる
社員さん、パートさんがいてくれる会社であることが嬉しく思いました。
頭の良くなる花ですよ。
頭の良くなる花って知っていますか?
小林花卉の看板商品なのですよ。
花苗の紹介が多いのですが、会長の代から20年以上生産している超ロングラン商品なんですよ。
会長が、カランコエを頭の良くなる花とネーミングして販売したんです。
では、頭の良くなる花とつけた理由は・・・・・?
わかりますか。
わからない人は、考えてみてください。
ヒント1、勉強机。
ヒント2、リフレッシュ
どうですか、なんとなく頭が回ってきましたね。
では、もう少しひねって考えてみてくださいね。
ヒント3、多肉植物
どうですか?
普段使っていない部分の脳の血流が多くなりましたよ。
頭が良くなりましたね。
よかったですね。
これが頭の良くなる花の真骨頂!
考えることは頭が良くなることですよ。
えっ、「これでは、花じゃなくてもいいんじゃない!」って聞こえてきましたよ。
そんなことはないですよ。カランコエではなくてはならない理由がちゃんとあるんです。
それは、こちらを読んでくださいね。
そんな頭の良くなる花の、挿し木現場です。
鉢のサイズに適した挿し穂を作り、挿し木をしているんですよ。
こちらが3寸用
そしてこちらが4寸用
比べてください。
こうした工夫をしながら、植物を育てています。
この作業は、パートさんが一つ一つ考えながらやってくれているのです。
*小林花卉のパートさんは、だから頭がいいんですよ(笑)
長年勤めてくれているパートさんたちの力が、小林花卉の品質を守ってくれているのでした。
小林花卉の品質を守ってくれているパートさんありがとうございます。
これからも末永ーく、よろしくお願いします。
ペンタスA品です。
今日は雨ですね。
いよいよペンタスが咲いてきて、出荷できるようになったのですから、春にはもう少し踏ん張っていてほしいです。
林さんが、潅水を注意してやってくれたおかげで、いい商品に仕上がりましたよ。
ボリュームをつけながら、かといって大きく伸ばしてしまった、ということがない仕上がりです。
業界用語でA品です。
消費者の方からわかりにくい、この生産者のこだわりが、せり値段に反映されてくるのです。
こだわった商品はお店の棚持ちもよく、消費者のところでもいいパフォーマンスを出してくれるのです。
品質を見る目のある販売店さんに喜んで買ってもらえるよう、これからも栽培していきたいですね。
それが、消費者の方にも、喜んでもらっている商品なのです。
今回のペンタスA品ですよ。
林さんのがんばりに、うれしくなって写真を出荷場で撮ってしまいました。
マッキー、成長してます。
入社2年目のマッキー、今日もチェリーセージの施肥やカラーリーフの鉢と鉢との間隔を広く取る「広げ」作業などしてくれました。
マッキーは、素直で明るい気持ちのいい青年なのです。
先輩たちにもかわいがられています。
そんなマッキーですが、パートさんや社員さんに比べ、作業のペースが遅いことが多かったんです。
一緒に作業をするとペースは変わらないのに、一人でやると気がつかないうちに遅くなっているんです。
サボるような人ではないので、無意識に自分のペースになってしまっているんです。
どうしたら一人でやっていてもペースが落ちずにやれるようになるかなと、いろいろやってみました。
休憩中のトイレに行く行動も遅くなってしまうので、「休みでもキビキビ動いていると自然にぺースが早くなるから気をつけてね。」といったり、
パートさんと一緒にやってもらい、作業のペースを体に覚えてもらったり、社員さんと一緒に動いてもらったりしました。
やっぱりお尻を押してあげる人がいればできるんですよね。
一緒にやっていても、マッキーを見てくれないとペースが落ちちゃうんですよ。
先月、杉井さんに来ていただいたとき、マッキーが相談したんです。
「作業が遅くパートさんにも迷惑をかけてしまっているんです」と。
自分の弱いところを認めて相談するなんてえらいですよね。私なら自分の弱いところ認めないでしょうね。
「そんなマッキー素敵です。」なんて思っていましたら、杉井さんからアドバイスをいただきました。
「作業のペースにムラがあるのは、集中力が続かないんですよ。だからこういうときは、15分でどれくらいできるか目標を決めて
できたかできなかったか、ゲームにするといいですよ。今日何勝何敗かということを一緒に楽しみながらやってみてください。」
私は、集中力の問題だとは思わず、びっくりでした。
次の日から15分単位で目標を達成できたかどうかやってもらいました。
始めたころは負けてしまうことが多かったですが、最近では、ペースもつかめ、勝ち癖がついてきたようです。
やはりこの集中力を維持させることが大事だったのです。
ゲームのようにやっているマッキー楽しそうでしたよ。
このまま集中力をつける癖がついてくれるといいですね。
社員の皆さ~ん!
マッキーに、突然の仕事の依頼はやめてあげてくださいね。
せっかく集中する癖がついてきたのが、元に戻っちゃいますからね。
それぞれが成長できる環境を作っていきましょう。
よろしくお願いしま~す。
チェリーセージ ピナフォアの植え替え
昨夜は前線通過のため、雷と強風が吹いていました。
今日は、そんなことは全く感じさせないいい天気になりました。
ただ、風はちょっと強くて外で作業するには困りますね。
そんな風の中、外でチェリーセージの鉢上げが行われていました。
この株は挿し穂を取るための親株と言われるものです。
この親株の状態が悪いと、挿し木をしても、発根が遅くなったり、生育が揃わなかったりするのです。
このチェリーセージの親株を、風が吹き土が飛んでくるような外で植えてもらったのです。
埃になり大変だと思いますが、植え替え作業を一日やってくれました。
他の現場もこのようなパートさんたちによって支えてもらっているんです。
本日植え替えられたチェリーセージは、9月中旬に出荷となります。
この後の管理は、肥料を数回やり、剪定を繰り返し、株が大きくなるためスペーシングします。
生育途中には消毒を定期的にやって、病害虫のいない健全な株に仕上げます。
多くの人の手を借りて一つの商品が出来上がるのですよね。
パートさんや社員さんの頑張ってくれている小林花卉です。
これからも皆さんよろしくお願いいたします。
社員さんありがとう
今朝は、私が惚れて導入したバーベナ キャンディーケーンのために、社員さんたちには早出をしていただきました。
思った以上に大きく伸びるこの品種、どうにもならないので剪定しなおしてしまいました。
私が、「商品として作れる」と根拠のない自信の下、苗を入れて生産したものです。
失敗の原因は、他の品種に比べ、開花までの日数が長かったため、予想していた大きさ以上に成長して
大きくなってしまったのでした。
安易に考えて導入することの怖さを、改めて体験してしまいました。
私の指揮により社員さん、パートさんは、動いてくれます。
今回のバーベナの件でも実感しましたが、間違った指揮は、多くの人を巻き込んで迷惑をかけてしまいます。
改めて小林花卉の目指していくところを見失わず、そこに向かって行動していくことが大事だと振り返りました。
連日忙しく働いてくれている、社員さんの貴重な朝を頂き、剪定を手伝ってもらいました。
みんな嫌な顔をせず出勤してくれました。
失敗も協力して助けてくれる、社員さん達がいてくれること、ありがたいことです。
これからも宜しくお願いします。
尚、キャンディーケーンは手を入れて栽培した分、良い商品になってお客様のもとに届けられると思います。
お楽しみに!!
今日は反省でした。
ポインセチアの挿し木と生育状況
今日もすごい夕立でした。一時はあたり一面光って雷に囲まれてしまった感じがしました。
ホント最近の雨は激しくて大変です。
ハウスの周りを閉める間にびっしょりになってしまいます。
今日は冬の主力商品のポインセチアの紹介です。
弊社は5年前からポインセチアを生産しています。
そのままどこにでもチョコンと飾れ、またアレンジにもしやすいことから小鉢のみを生産しています。
そのポインセチア、本日が今季最後の挿し穂の入荷でした。
海外から空輸で運ばれ、要冷蔵で弊社まで届けらます。
会社や植物によりコスタリカやバングラディシュ、ケニアなど色々な所で挿し穂の生産をする農場があります。
適地適作、グローバル化の波は花業界にも確実にやってきていますね。
グローバル化と言えばTPPはどうなるのでしょうかね。
話をポインセチアに戻します。
入荷した挿し穂はなるべく早く挿して、発根しやすい環境に整えていきます。
無菌培地に挿します
そして発根するまで水を切らさないよう管理します。
2週間前に挿したものです。
ひとつ抜いてみてみましょう
根が出てきたのが確認できました。
順調に生育しています。
7月に挿し木をしたものはというと・・・
先週すでに植えてあります。
そして本日の状況は・・・
頂上の芽を取り除く作業のピンチをしていました。
こんな感じでピンチします。
ピンチを行う理由ですが、枝数を増やしボリュームのある株にするためです。
どうして枝数が増えるかというと、植物は一番上の芽を止めると今まで動いていなかった脇芽が吹いてくるのです。
そのため、ひと手間かけてピンチをしていきます。
このポインセチアたちは寒くなる11月から出荷となります。、楽しみにしていてください。
ビデンス イエローキューピッドの挿し木
今日は午前中にちょっとだけ日が出ただけで曇りの天気でした。
秋に出荷予定の品目の仕込みが本格的になってきました。
本日、秋出荷の主力商品の一つとなっているビデンス イエローキューピッドの挿し木を行いました。
このイエローキューピッドは日の長さが短くなると花芽を付ける短日植物です。10月15日頃から自然に咲いてきます。
しかし弊社では8月下旬から花を咲かせて出荷します。
どんなマジックを使っているかというと・・・
夕方5時から朝8時まで温室内を光の通さないカーテンで囲って真っ暗にしてしまいます。
これを花が咲くまで毎日欠かさず行います。
そうすると日が短くなったと勘違いして花を咲かせてくれます。
真夏に温室内を真っ暗に閉めきるのはとても暑いですが、暑さに負けずきれいに咲いてくれます。
ではビデンスの挿し木を見てみましょう。
以前ベロニカ ミフィーブルートの挿し木を紹介いたしましたが、ビデンスも同様にポットに直挿しをしていきます。
まずは親株から挿し穂を採って画像の大きさに整えます。
そして1ポットに2本ずつ
ブスッ
以上
これで終了です。
ビデンス イエローキューピッドは丈夫な植物で、5日後には発根が始まります。
生育が早く、気を抜くとすぐに大きくなりすぎます。
これから出荷までしっかりと管理してきれいな花を咲かせたいとおもいます。
ベロニカ ミフィーブルートの挿し木
今日の天気は午前中日が出ましたが、曇り空で温度が上がらず過ごしやすい日となりました。
今日から、ベロニカ ミフィーブルートの挿し木が始まりました。
このベロニカは耐寒性多年草で春に花が咲きます。
斑入りの葉が寄せ植えにとても使いやすく、花の咲かない時期でもカラーリーフとして重宝します。
挿し木の方法ですが、このようにして生産をしています。
まず、こちらの母株から挿し穂を採ります
こんな感じ
用土に3本ずつ挿します。
これから根が出るまで水を毎日しっかりとやります。
更にしおれてきたら、うっすらと葉に水をかける葉水を一日何回もやっていきます。
これから約2か月かけて最初の写真の様な状態のベロニカが出来上がります。
しかし商品として出荷するにはまだまだ仕上がりません。
ここで剪定をして枝数を増やします。
そして枝が伸びてきたら広げてしっかりとした株に仕上げます。
このように小さなポットですが、3.5寸ポットと同様に丁寧に手作業で生産しています。
このポット、2.5寸ロングポットと言われているポリポットです。
ポットの直径が2.5寸(7.5㎝)で通常のポットより深さが深いことが特徴です。
なぜこの形のポットを使用しているかと言えば、寄せ植えしやすいからです。
通常使われている3.5寸(10.5㎝)ポットですと、寄せ植えする時に土をそぎ落として寄せ植えしなければ
土の量が多すぎることが問題になります。
そこで細長い2.5寸ロングポットを使用して、深さはあるけど幅の狭い容量の少ないこのポットが
寄せ植えしやすいということで使われ始めました。
小林花卉では寄せ植え用の商品と分かるよう、寄せ植えプランツというシリーズで販売しています。
では少し作業風景を見てください。
みなさん帽子をかぶり長袖シャツで、日焼け対策バッチリです。
今日は、曇りで過ごしやすかったのでいいですが、晴れの日も、皆さんこんな感じで美白の為頑張ってます。
更にこちら
挿し木室でもみなさんしっかり日焼け対策しています。
ここでちょっとハウスの周りに目を移してください。
周りに張ってあるビニールが閉まってます!!
このビニールは前の写真のように開けることができますが・・・。
挿し木室では挿し穂がしおれないよう、風避けに周りを閉められてしまいます
こんな暑くて日焼けする決していい環境ではない職場ですが、みなさん元気に小林花卉で働いてくれてありがたいことです。
このようなパートさんに支えられ商品が出来上がっていきます。
スタッフの皆さん、パートさんの為にもお客様の為にもしっかり管理していい商品をつくっていきましょうね。