2021年1月3日 今年もよろしくお願いいたします。
風も吹かず穏やかな日となり、今年も初日の出を拝むことができました。
今年も家族で荒川の橋まで行って初日の出を見ましたがいつまで一緒に見に行ってくれるでしょうかね。
一年はあっという間ですから一日一日を大事にして、お客様の期待に応えられる農場の形を作っていきたいと思います。
さて今年初めのお花の紹介はこちらです。
アレナリア レモンサマーです。
前回紹介した時からまた大きくなっていますよ。
アレナリアは低温短日下で花芽が形成されて、温かくなる4月頃に花を咲かせる宿根草なのですが、
このレモンサマーは低温に当てなくても咲いてくれる四季咲き性のアレナリアです。
しかもレモン色のお花ですから、とってもかわいらしいですよ。
見てください。
こんなにつぼみが膨らんできている株がありました。
ほかの株にはまだ蕾は見えませんでしたが、これから徐々に咲いてきてくれるでしょう。
このレモンサマーを更に早く咲かせるために、小林花卉では暖房機を使って加温栽培をしています。
アレナリアは宿根草で寒さには強いですが、加温栽培した温室育ちの株だと寒さに弱くなってしまいます。
寒さに強い植物であっても栽培方法によっては傷んでしまうものも多くあります。
小林花卉ではちょっとしたことですが、寒さに負けない株作りのための工夫をしています。
それは、日の出とともに天窓を開けて、冷気を取り入れ寒さを体験させているのです。
その他にも朝一番に外気を入れることのメリットがあるんですよ。
1、日が当たると、植物は光合成を始めます。光合成により密閉した温室内では二酸化炭素が不足してしまう為、 天窓を開けることにより温室外の二酸化炭素を取り入れることができます。
2、植物は朝が暖かいと伸びていきます。花壇苗や鉢花などで、間延びしている株は品質が悪いと判断されてしまいます。 がっちりとした株を作るためにも朝早く外気を取り入れて夜の温度より朝の温度を低くしていきます。
暖房機を入れる時には内張カーテンをして保温力を上げ、そして朝は日の出ととも天窓を開けて外気を取り入れます。
でもこれは施設の環境制御機能があるから出来ることですね。
保温をしたり外気を取り入れたりと、いい品質の商品を生産しお客様に喜んでもらえるよう、
設備も活用して よりいい商品を作っていきたいと思います。