今日は、月に一回の杉井さん訪問の日でした。
静岡経営塾で私に経営を教えてくれて、そして社員さんにもいい人生を送る考え方を教えに来てくれているんです。
「社員さんが自分の人生をいいものにしようと思わないと、いい仕事はしない」と、杉井さんはおっしゃっています。
始めは良くわかりませんでしたが、杉井さんに来てもらってからの社員さんの変化を見ると、その通りなんだと思いました。
いい人生を送るためには、人との関係が良くなることが大事でした。
そんな杉井さんの、いい人生を送るための教えの基礎に、CLというものがあります。
CLは建設的な生き方(Constructive Living)という生き方の教育法なんです。
そのCLには森田療法と内観法があるんです。
森田療法は、神経質な人のための治療法であります。
神経質には「こだわりが強い、完璧主義、人の評価が気になる、緊張すると体調に表れる、眠れなくなる、理想が高い、」などが挙げられます。
でも大なり小なり、人は神経質なところがあります。
その神経質なところが、その人の個性であり人間らしさという事なんですね。
神経質が強く出てしまうと生きにくくなるんです。
だから、その神経質な時、どうやったらやりやすくするかという時、CLが役に立つんです。
ポイントの一つに、事実をあるがままに受け入れるという事があります。
その中で、コントロールできることと出来ないことに分けて考えることが大事になります。
そしてコントロールできることをコントロールしていきましょうと言っています。
コントロールできないものと言ったら何があると思いますか。
天候、結果、他人の行動、他人の評価、他人の感情などがあります。
そして、自分の考えや自分の感情すら、コントロールすることができないのです。
コントロールできるものと言ったら自分の行動だけなんです。
ですから、行動をコントロールして行くことが大事なんです。
例えば、どんな気持ちの時でも、明るく挨拶はできますね。
嫌な気持ちがあっても、丁寧な言葉使いはできますよね。
そういう大人の対応を身に付けていきましょうと言っています。
内観法は、していただいた事実を認める、して差し上げた事実を認める、ご迷惑をおかけしたこと、事実を認めていきます。
・してあげているのに何であの人は文句が多いのだろう、
・アイツにはしてもらったことはない、
・迷惑ばかりかけられている、
なんてことありませんか。
内観をやることで、していただいていることが多いという事実を知ることができます。
このしていただいている事実に気が付くと、人の支えに気が付いていきやすくなります。
こうやって物事を見て行動できるようにするのがCLなのです。
会社を辞めることがあっても、生き方やコミュニケーション能力を身につけておけば、どこに行っても困らないようになると思います。
社員さんがいい人生を送れるよう、小林花卉で働いてくれている間に、勉強もしてもらえればと思っています。
私も一緒に勉強していきたいと思います。
話しまとまりませんが、まだまだ奥が深いCLです。
興味がある方は、一般社団法人CL学会をぜひ調べてみてください。