昨日は朝一番の飛行機でイタリアからスペインに入り、スペインのパックトライアルの視察をしました。
スペインは暑い地域ということで、ヨーロッパの中では耐暑試験の場所としてとらえられているそうです。
聞いてみると日本とよく似た花産業の構造でした。
ドイツ、デンマークやオランダは大規模生産農場で企業化しているところが多いですが、
スペインは小さな農場の生産者が多いそうです。
ガーデン用品種では日本はペチュニア類が1位ですが、スペインやヨーロッパではゼラニュームが圧倒的1位のようです。
暑さに強いゼラニュームもでてきており、今後日本でも伸びてくるのではないかと感じました。
やっぱりフィールドトライアルでは、ペチュニア、バーベナ等、種子繁殖と栄養繁殖の商品では圧倒的に連続開花性に差ができていました。
小林花卉でも宿根バーベナを栽培していますから、この花もちということも重要因子として育種を進めていきたいと思います。
それにしても品種はありますね。
ペチュニアでは遺伝子組み換え品種問題があり、ペチュニアが激減している恐れがあるかと心配でしたが、
全く問題ないようでした。
これからまだ長い出張ですので,同行してくれている方たちからもいろいろ学んでいきたいと思います。