環境づくり

今日は朝から風が強く、冷たい風が吹いていました。

あっという間に冬が来てしまいましたね。

 

小林花卉の農場は、温かい温室で大事に育てる植物、外気に当てて涼しい環境の温室で育てる植物、

そして露地の厳しい環境で育てる植物と、温室や露地とを組み合わせて植物を育てているんです。

温室で大事に育てた植物たちは、室内で見てもらえるように育てていますし、涼しい温室で育てている植物たちは

凍らない程度の場所で鑑賞してもらいたいと思っています。

露地で育てている植物たちは、外の環境でも元気に育つように丈夫に丈夫に育てています。

 

なにせ環境に合わせて植物たちは生育していきます。

私たちにできることは、植物たちにこう育ってほしいと思って環境を整えてあげる事だけなんです。

いくら早く成長してほしいと言っても、寒い露地で一生懸命肥料をやっても生育できないんですね。

成長促進だけならばぬくぬく温室で育てていけばいいですが、今度は寒さに対するストレスに弱くなってしまい、

寒い環境に出された時には枯れちゃいます。

 

今日も熊谷農業高校の生徒さんたちが実習にやってきてくれました。

あいさつも元気良く、仕事に対する姿勢もよく、帰りも笑顔で帰っていった生徒さんたちでした。

 

あまりに気持ちの良いあいさつをするので聞いたところ、中学時代にあいさつの大事さを

キチンと教えてもらっていたそうです。

それが、今花咲かせているのですね。

 

 

植物と同じように人間も環境に合わせた成長をしていきますね。

どんな子に育ってもらいたいかがわからないと、ぬくぬく温室に入れたままであったり、

厳しい寒さの中、露地で育てて根をこじらせてしまったりという事も起こると思います。

小林花卉でも、どこの会社に行っても活躍できる人になれるよう、

自分たちが成長できる環境を整えていきたいと思いました。