今日は暑さが戻って来ました。
38℃の暑さの中、なんと荒川から取水している命の水を運んでくれる畑潅のポンプが故障してしまいました。
国の補助をうけ地域の方達と一緒に工事をし、この地域の田んぼ、畑、温室まで用水を引き込んだのが17年前の事でした。
今までポンプが壊れるということが無く安心して使わせてもらっていました。
いつかは故障するのは当たり前で、断水してしまうのが当たり前なんですよね。
でもいつからか、水が出るのが当たり前と思ってしまっていました。
当たり前になっていたものが当たり前でなくなると困るものです。
日々当たり前と思っている事にも目を向け「今あることが当たり前ではないんだよ」と自戒していきたいですね。
しかし、このポンプ故障の緊急事態にすぐに対応してくれる人たちがいたんです。
荒川中部土地改良区の担当者の方達です。
荒川中部の畑潅を管理してくれており、台風で濁流となった時には灌漑用水を荒川の元で止めて用水路まで来ないようにしたり、
どこかで故障があればすぐに駆けつけてくれるんです。
すぐに駆けつけ、故障したポンプの代わりに事務所から2機ポンプを持ってきて上部のタンクまで水をあげてくれました。
しかも上部のタンクだけでなく、私の温室にある貯水タンクに水がたまるまで、3時間以上張り付いてくれたんです。
私たちはこういう地域の人たちに助けられて生産できているのでした。
支えに気づかされたポンプ故障でした。
荒中の皆さま本当にありがとうございました。