ケイトウ多粒播き

今日もこちらは晴れていい天気になりました。

しかし、日が落ちるのが早くなり夕方になると涼しくなってきて、コオロギの音色も聞こえて秋が近づいているのを実感しています。

 

 

 今日はケイトウ多粒播きの紹介です。

こちらは赤・オレンジ・黄色・ピンクなどいろんな色のケイトウのタネを混ぜ合わせ、

1ポットに40粒くらい蒔いてある商品なんです。

小さなとんがり帽子がたくさん並んでいるようでとってもかわいい商品です。

ケイトウのタネは普通の鉢物生産にも使われているものを使っており、1株を1ポットに植えて栽培した場合は、

20㎝くらいの高さになるのです。

それを多粒播きをすることで土の中の栄養を40本の株がわけあって使うため、

大きくならずに仲良く粒ぞろいなかわいいとんがり帽子がそろった商品となります。

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こちらの商品は10月中旬に出荷予定です。

この暑い時期には一月半で出荷する大きさになります。

種から育てる植物を生産している生産農場にとっては普通のことですが、

挿し木をして定植して剪定をしてとポット苗の中でも手間暇かかる品目を中心に

生産をしてる小林花卉にとっては、種から育てる植物は回転の速い部類です。

 

しかしシクラメンなどは出荷まで1年間かけて生産をしています。

シャコバサボテンは2年間、低木類はそれ以上なんてことも聞きます。

それに対し、野菜苗の生産は定植して15日くらいで出荷をするとのことです。

 

いい商品はいい品質のものというだけではなく、相手の人が欲しい商品がいい商品となりますね。

お店の方、消費者の方、そして農場で働く人たちに喜んでもらえる植物は何かを見つけ、

商品化することが大事になりますね。

 

 

改めて相手の方が欲しいものが何かを確認し、そのうえでいい品質の商品を作っていきたいと思います。