腕を磨く

日本に帰ってきましたが、天候が悪かった為、まだ花の需要が少なかったみたいですね。

 

天気が悪いと植物は柔らかく育ってしまい、形がくずれてしまいます。

また、春は温度が上がってくるため、植物の成長も早く、素早い判断が必要とされます。

経験がものをいうところ、花生産を始めて10数年の私の腕の見せ所なんですよね。

 

今回は一週間のアメリカ視察で心配していたのは、この管理なのです。

帰ってきてから、どうなっているか確認をしてまわりました。

しかし、心配をよそに、農場はきちんといい状態のまま管理されていました。

ある意味拍子抜けするくらい、順調にまわっていました。

 

出荷品を見てください。

 

宿根バーベナ ペティーナ

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ローダンセマム アフリカンアイズ

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露地で栽培、花付きバッチリです。

 

オステオスペルマム フラッシュミックス

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サトルフラッシュとイエローフラッシュの2色植え、最終ロットです。

 

チェリーセージ、ピナフォア

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オリジナル品種を育成しようと本格的に始めた植物です。

 

ハッピークローバー

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アメリカでも販売開始されます。

 

 

こうして見ると、社員さんたちはキチンと技術を習得しているようです。

私の持っている経験という知識は、すでに伝わっており、心配は無用だったようです。

それより心配することは、アメリカ視察の結果、農場に居場所がなくなっていることのようです(汗)

 

このままでは居場所が・・・。

本気を出して観てみると・・・、ありましたよ。

ちょっと大きくなり始めたランタナちゃんが。

得意げに、指示を出して、ほっと一安心、優越感に浸ってしまいました。

 

でも、確実に社員さん達は、成長しています。

真面目に植物と向き合い、花づくりとしてくれているおかげです。

 

これからまもなく農場で、私の経験に頼らなくても良品が出来上がる日が、来るはずです。

今回つくづく思いました。

 

では、その時、私は何で貢献できるでしょうか。

植物作りではなく、そのほかの腕を磨いていかないといけませんね。

明るい職場、楽しい職場、やりがいのある職場を提供する事も大事なことですね。

働きに来てくれている人たちが良い人生を送る為の職場となる会社にしていきたいと思います。