実野里さんにお中元に行きました。

今日は、私が学校を卒業してから2年間研修させていただいた、㈱実野里さんにお中元に行ってきました。

実野里の社長さんは15年前、何も分からなかった私の人生に大きな影響を与えてくれた私の恩師です。

毎年、研修生仲間と一緒に、社長さんに顔を見せに行っているのです。

 

今回は6名の研修生仲間と一緒に顔を出すことが出来ました。

温かく迎え入れてくれる大黒社長、高橋部長、桝本さん、加藤さんとお会いできました。

生まれた場所で暮らしているので、普段ふるさとというものは感じませんが、

実野里さんは、私にとってのふるさとなんだと思っています。

原点に戻れる場所、私にとって大切な場所です。

 

実野里さんは、HPを見てもらうと分かりますが、園芸店をやっています。

私のころは、売店はやっておらず、ホームセンターへ花を卸す卸専門の会社でした。

今でも卸業務は継続してありますが、売店部門、外構部門ともっと消費者に近づいています。

時代の変化に合わせ、そして目的をぶれずに進むことで、こんなにも変わるのかというのを今でも学ばせて頂いています。

 

 農場でのあいさつを済ませた後、社長は私たちをご飯に連れて行ってくれました。

その中で、社長がお話をしてくれました。

・すぐできるものは、ほかもすぐやれるよ。

 他がやりたくないというものを、一生懸命やると強いんだよ。

・利益が少ないものは、きちんと少なくてできないという。

 それで販売できなくても、そんな商売は長続きしない、バイヤーもいずれ私の言っている事がわかる時が来て、

 わかればいいと思う。

・花にこだわらなくても、整合性があればやってみていいんだよ。

 自分のいっていることが、ぶれていないことが振り返ってそうだったと思う。

 今の人は、その線までも踏み出そうとしていないよ。

・私はよっぽど運が付いているけど、それでも悪い時もあるんだよ。

 人は困っても助けてくれないよ。助けてもらおうと思っているのがそもそも間違いだけどね。

・研修生を叱れたのも、自分の息子だと思って叱っていたからだよ。

 そういう気がないのなら、研修生を受け入れたりしてはいけないよ。

 

いろいろな経験をしている大黒社長の言葉には、毎回重みがあります。

 社長から、「皆はこれからどんな目標があるんだい」と聞かれました。

そして、「答えがあいまいなのなら、ただ毎日を過ごしているだけになっているんだよ。」とおっしゃいました。

それぞれの研修生がそれぞれの目標を話していました。

 

私は、農場を大きくして、お花をたくさん販売していこうと思っていました。

しかし、会社は社会の公器だという事を、考えるようになってからは、目的が変わってきました。

お客様の喜んでもらえる商品を作ることがまず第一ですが、その商品を作る従業員さんにも、

喜んでもらえるやりがいのある農場を作ることも大事だと思います。

 

その目的に向かい、やっていきたいと思います。

大黒社長、研修生の皆さんありがとうございました。