いよいよ温度が上がりにくくなってきましたね。
暖房機に頼るところが多くなってきました。
さて、今年早く出荷しようと試みている植物があります。
それは、ローダンセマムです。
分枝もよく順調に大きくなっていますね。
ちょっと大きくなりすぎるので、担当してくれている奥地君が株を見ながら潅水をして株の大きさを調整してくれています。
この温室の潅水設備はプールベンチと言って、台の下から水が一定時間出て水をやれる大量生産にはもってこいの設備なんです。
簡単に潅水できるので、初めての人でもスイッチを入れれば水はあげられます。
しかし、水のあげすぎは大きくなりすぎたり、徒長したり、商品としての価値を下げてしまいます。
ですからプールベンチで管理するのは、簡単に水やりできる分より植物をきちんと見る目がないと仕上がりません。
いい商品を作るために手灌水を加えたりと、一鉢一鉢丁寧に商品づくりをしようとしているのですから、ありがたいことです。
私は大量生産をしたいと思いながらも、やっぱりこういった職人気質はうれしいですね。
現在、早いものではこのくらい花芽が見えています。
目標にしている1月下旬果たして出荷できるでしょうか?