バーベナ 美人5人姉妹

今日は晴れ間がちょっとありましたが、曇りとなりました。

梅雨入りの話がいよいよ出てきました。

今年は梅雨に入るのが早いでしょうかね。

 

梅雨入り前に出荷予定をしている商品がありますので、もう少し梅雨入りは待ってもらいたいものです。

 

さて、昨日に引き続きバーベナの紹介です。

でも今日は小林花卉のオリジナル品種のバーベナの紹介です。

 

小林花卉でも宿根バーベナを作っているんです。

宿根バーベナのペティーナ レッドは赤色で定番となってます。

そのペティーナレッドは、小林花卉のオリジナル商品の作出に欠かせない品種なのです。

 

 

これがペティーナレッドです。

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発色良い濃い赤色で、売り場でもよく目に留まる品種です。

 

 

 

そのペティーナレッドを栽培しているとき、突然変異で枝変わりが出たのです。

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それがこのペティーナ ハッピーバルーンです。

このハッピーバルーンは当時の研修生が見つけてくれて、それを丹念に増やしていったのです。

 

 

 そしてその翌年にはハッピーバルーンからまた突然変異でこの色が出現しました。

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ペティーナ アプリコットです。

ストライプ柄のアプリコットの部分のみが出現された品種で、柔らかい色でこれまたいいですね。

 

 

 そしてその翌年、ペティーナレッドからこんな色も出てきたんです!!

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ペティーナ ココちゃんです。

ハッピーバルーンと同じようなストライプ柄ですが、ローズ色に近い上品な花色です。

高級感ありますね。

 

 

そして今年、またまた突然変異でココちゃんから枝変わりが出たのです!!

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ココちゃんのストライプ部分のみが出現した花色です。

アプリコットとピンクの中間色で、上品なピンク色です。

 

 

小林花卉での品種開発は、基本的に交配して種を取り、それを蒔いて新しい色を選抜していっています。

多い時では種を蒔き、数千株の中から数品種選んでいきます。

そして栽培試験をして性格をキチンと確認してから生産ラインに乗せるんです。

交配から商品化になるまで最短で4年の年月がかかってしまいます。

それが枝変わりで品種が出てくると、早ければ翌年には商品化になります。

 なぜなら、枝変わりは元の品種と基本的に性質が同じなのです。

花色のみが変わっている場合は、その他の樹勢や草姿、開花性は同じことが多いです。

 

だから、ミックス植えにしてもきれいに形が出来るんです。

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レッド、アプリコット、ココちゃん,そして今年の新色の4色入ったミックスです。

多分今年の新色も性格は同じようですから、ミックス植えに入れたらよりいいミックスが

出来上がると思います。

 

 

毎年毎年ペティーナレッドの兄弟が増えています。

美人5人姉妹です。

来年楽しみにしていてください。