生育調整

今朝も−9℃を示していた温度計でした。

今年は最低気温が下がって何とも寒いですね。

 でもこの地域は冬場に天気が良く日射量も多いので、温室を閉めておけば温度は上がり、

換気をすれば温度は下がります。

春出荷の植物たちは温度に敏感に反応して開花に差が出るので、温度調整がうまくいっていれば

出荷日が大きく狂うことにはなりにくいです。

 

しかし実際はうまく開花調整をするのが難しいです。

 

現状のつぼみの状態からどれくらいの室温ならばでどれくらいで咲くか?
これは経験していないととてもじゃないけどわからないです。

経験者であっても、ただ漠然と栽培してしまっていると出荷日がずれてしまうなんてことが

起きるんですからね。

連続して何作も生産している品目でも、その季節ごとに生育が変わり、天気も違うのですから、

生産をするというのはなかなか奥が深いです。

 

こう思うと改めて社員さんの経験・成長が農場の成長ですね。
 

社員さんと一緒に植物を観察し、どんな商品に仕上げたいか想像してもらい楽しみながら

記憶と記録に残していきたいと思います。

 

 

 

 

ここまで温度調整つについて書いてきましたが、今日の植物は繊細な温度調節はいらないようですよ。

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その植物はシンジェンタ社から発売されたユーフォルビア スノーブリザードです。

暑さには強く、小さな苗のうちは寒さに弱い感じがします。

夏に強い植物たちは、真夏の環境に近づけてあげることが大事です。

スノーブリザードは温かい温室内でぬくぬく育ててあげたいです。