昨日は土砂降り、今日はしとしと雨が降っています。
温室で、環境制御しやすいと言ってもやはりそこは農業、お天道様次第です。
こんな天気が続くと、日向を好む植物は、軟弱徒長と言って、柔らかく伸びてしまいます。
そうなると病気になりやすくなります。
小林花卉の植物たちは、日向を好む種類が多いので、この軟弱徒長に注意をしなければいけません。
対策として、温室内の植物たちは、水を控えめにすることで伸びを制限させることができるのです。
カルシウムや狩野は言った肥料をやって細胞を固くするのも一つの手です。
成長させるには、日射量が必要になりますが、しっかりした苗に保つことは、雨や曇りの天気でも、このようにしてある程度できるのです。
そして、晴れの日を有効活用して水やりをし、天気の悪い日は控えめに、ここに生産者の技術があるのです。
天気に合わせて対応する、植物の反応をよく観察してみることが大事ですね。
そして大事なのが、水やりをしてどうなるか、理想の形になっているか、ゴール(出荷時の姿)から逆算してみてみることです。
「経営は逆算である」、師事している杉井さんが言っている言葉です。
「栽培も逆算である」、ですね。
「教育も逆算である」、なのですよね。
何事も目的をもってやることが大事でした。
今日のブログ、雨の日の栽培管理のことを書こうとしながら、方向がずれていきそうです。
思いつくまま書いていて、目的から外れています。逆算が大事でした。
お客様に喜んでもらえるしっかりした品質の苗は、小さな変化にも気を配りながら生産されているのです。
植物は正直ですから、きちんと観察して手が掛けているかどうかで、顔つきが変わってきます。
そんな訳で、管理のポイントは、出荷時の姿を具体的に想像し、天気に合わせて、液肥や水やり考えていきましょう。
当たり前の話になってしまいました。
話にお付き合い頂き、ありがとうございました。