毎年5月に入ると咲いてくる、ひそかな人気の商品がこの、コンボルブルス ブルーコンパクターなんですよ。
ヒルガオ科の植物で、直径3㎝位の青い小花を株一面に咲かせてくれます。
宿根草で、露地に植えておくと、真冬は地上部が枯れこんでしまいます。
小林花卉では凍らないよう、無加温温室に入れて越冬させます。
いい状態でいますね。
しかし、状態が良過ぎ!良過ぎなんです!!
今年は暖かいこともあり、生育が進んでいるものもありますが、暖かいため生育しているんではないんです。
その原因は、社員さんの技術が向上したためなんです。
例年では、定植してから肥料をやる前にやや肥料切れになってしまい、あわてて肥料をやるんですね。
そのため真冬は小さいままで、春になり肥料が乗って商品ができてくるんです。
そんな作型でやっていたコンボルブルスですが、社員さんが植物を見ながら管理してくれたおかげで、
この状態。
いいんですよ。
でも、今この状態は、良過ぎなんですよ。
このまま生育していくと、間違いなく大きな株になってしまいます。
しょうがないので、剪定してしまいましょう。
丸坊主に選定して越冬してもらおうと思います。
栽培技術が上達すると、生産方法も変わってきます。
社員さんが成長することで、今まで作れなかった商品も作れるようになってくるでしょう。
これからどんな商品が生み出されていくか楽しみです。