今日はやや曇り空で、じめっとした空気でした。
こういう日は、植物も柔らかく伸びてしまいますので、潅水には注意が必要ですね。
さていよいよコンボルブルスの挿し木に取り掛かりますよ。
来年5月に出荷となるコンボルブルスではありますが、この時期に挿し木をしてしまいます。
普通、花壇苗生産者は、「この時期パンジーを植えて、また空いたらパンジーを植えて、今度は春の植物植えて」と、
コンボルブルスを出荷するまでに同じ場所で3回生産させるかもしれません。
しかし、小林花卉では、自社で挿し木をしてじっくり時間をかけて生産しています。
では、コンボルブルスの親株です。
挿し木直前でいい状態で穂が伸びています。
でも挿し木の最大の難点、親株保持は意外と大変なんです。
見てください、この温室は丸々親株室となっています。
その他にも2棟親株管理の温室があるんです。
「挿し木は種苗費が無くていいね」なんて言う人がいますが、
観てもらえばわかる通り、親株を管理する温室が必要となり、
そして親株を大切に管理する人が必要となります。
管理には時間とお金がかかってくるんですよ。
親株はほっておいていい訳でなく、挿し木をする日から逆算をして、挿し穂がいい状態になるように管理しておくんです。
そこまでして挿し木をするのですから、いい商品を生み出していきたいですよね。
そんなわけで、小林花卉オリジナル商品が多くなってきているんです。
「コンボルブルス ブルーコンパクター」オリジナル品種ではありませんがいい植物ですよ。