いよいよローダンセマム アフリカンアイズの出荷が始まってきます。
ローダンセマムはキク科の植物で、マーガレットに似た花を咲かせます。
しかし、マーガレットは凍ると枯死してしまいますが、ローダンセマム類は耐寒性が強く、真冬の露地でも全く問題なく越冬します。
その為、早春のお花として重宝されています。
ただいま出荷している荷物です。
一株ではこんな感じです。
見てもらうとわかりますが、必ず一輪咲かせて出荷しています。
実はローダンセマムは、耐寒性は強くて丈夫でありますが、寒い時期に次々と花を咲かせるというわけではないんです。
そのままの形で、暖かくなるのをじっと待っているんです。
私の農場で自然開花するのは、3月の下旬になってからなんです。
加温をして生育を進めていますが、蕾があがっていても、寒くなると動きが止まり蕾のままなんです。
その為、この一輪必ず咲いているというのが、小林花卉のこだわりにしています。
以前本で読んだ、下町ロケットで、主人公の会社 佃製作所には
「佃品質」、「佃プライド」というのがありました。
この相手の会社が望む品質以上の品質を自社で決め、高品質の商品を供給するという「佃プライド」というのがかっこいいですよね。
アフリカンアイズも「物が無いから、蕾があがっていればいいよ」と声をかけてくれるありがたい市場の担当者さんもいらっしゃり、心が大揺れになりますが、そこは「ありがたい話ですが、咲いてからにしてください」とお願いしていくことが大事ですね。
まだまだお客様が喜んでくれる商品ばかりを作れるわけではありませんが、
品質のいい商品を作ろうというプライドを持って、小林花卉一同が一丸となって植物作りをしたいと思います。
応援よろしくお願いします。