育種

台風22号も過ぎましたが、こちらは台風の影響も少なく被害がでませんでしたが、

木枯らし一号なのでしょうか、強風でハウスのビニールが飛ばされそうになってしまいました。

小池君、荒蒔君がすぐに対応し難を逃れられました。

助かりました、昼間だったのでよかったです。

キチンと点検しているつもりでも、時には事故は起こるのですから、日々よく観察していくことが大事ですね。

 

 

さて今日は、3年以上先の話をしたいと思います。

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これは何だと思いますか。

今年交配したラベンダーなのです。

 

来年の春うまくすれば花を見ることが出来ます。

1年目の来春、咲いた時に第一次選抜をして100株程度に絞れればと思います。

2年目は第一次選抜した株を挿し木をし、再来年の春、咲いた時に第2次選抜をしていきます。

この2次選抜で分枝性や耐病性、樹勢や花色など総合的に観て、品種をさらに絞ります。1色3系統までに絞りたいですね。

3年目にはいよいよ試験生産です。ここで最終選抜します。

そして4年目にお披露目できる品種が確定です。

順調に行ってもあっという間に3年以上の月日は経ってしまいますね。

 

ご紹介した通り、毎年新品種を生みだすのは、けっこうな労力が必要となるんです。

この育種部門を今年入社した森さんが担当してくれるようになりました。

多くの人の協力があり、オリジナル品種が生み出され生産しているんですよね。

今あるオリジナル品種も多くの人の手を借りてできているし品種たちですから、少しでも多くの人に知ってもらい

喜んでもらえる商品にしていきたいと思います。

 

これからも楽しみな商品が世に出てきますので、期待していてくださいね。