日も短く日射量も少ないこの時期ですから、日差しの温かさはありがたいですね。
年末も近づき、いよいよ小林花卉のオステオスペルマムが、出荷開始となりました。
先月見学に来てくれた方が、咲いてきているオステオスペルマムを見てびっくりされていました。
なにせ3月下旬辺りからお店に置き始める植物がもう咲いているというのですからね。
でもなぜこの時期から出荷できるかというと、花が咲くからです・・・。
「ハイッ? オステオスペルマムの花が咲くのは当たり前じゃないか!何を言っているんだ。」と思われた方もいらっしゃいますよね。
当たり前の答えですみません。
でもこの「咲く品種」というのが、とても大事なポイントなんです。
小林花卉のオステオスペルマムは15年以上の長い育種歴があるんです。
最初は実生系のオステオスペルマムが揃わなかったので、自社で種を取り始めたのがきっかけなのです。
きれいでまとまり易い株、開花が早くて出荷するのに揃って咲いてくれるものというものを選んでいました。
以前、他社の品種も購入して生産したのですが、自社商品が他のメーカーさんの品種よりコンパクトで開花が早いことに気が付いたのです。
そしてこの日の短い冬季でも花芽を付けるのが強みになるのだと発見しました。
そうなれば早生品種の追究です。
秋咲き性を追究して花色を豊富に今に至る、という事です。
これから3月まで順繰り順繰り出荷となります。